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あなたも陥っているかもしれないメンター(助言者)依存症とそのリスク

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メンター依存症にかかったことがあるスヤマタクジです。
今回はそんなメンター依存症の注意点とリスクについてまとめました。

動画解説:あなたも陥っているかもしれないメンター(助言者)依存症(約6分)

メンター依存症とは?

ところでメンター依存症って何?

と思っている人も多いかもしれません。

それもそのはず、メンター依存症とは僕が勝手に作った言葉なので(笑)

解説すると、メンターとは助言者・指導者などアドバイスをくれる人のこと、メンター依存症とはそんな助言者や指導者に頼り切ってしまう状態のことですね。

以下でその具体的な例とそのリスクについて解説していきます。

 

悩みがあるとすぐに友達・恋人・家族などに相談してしまう

人に頼ってはいけない!

なんて言う人もいますが、僕はそんなことは全然ないと思います。

むしろ必要なときはガンガン頼っていくべきしょう。

一人じゃどうにもならないことはたくさんありますからね。
そんな時に一人で悩みを抱えてもいいことなんてありません。

が、

なんでもかんでも頼り過ぎるのは問題

です。

具体的には何か悩みがあったらすぐ周りに相談してしまう人などですね。

恋人や夫婦など、二人で話し合って決めないことは全然いいんですよ。
これはむしろ相談しない方が問題です。

まずいのは自分で決めないといけないものもポンポンと人に相談してしまうこと。

恋愛相談や仕事の悩みなんかがそうですね。

こんなものは最終的には自分で決めるしかないのですから。

まだ自分の中で答えが決まっていて相談するのならマシですが(それだと愚痴っぽくなるので周りは面倒だと思いますが 笑)、

問題ないのは自分の中で答えが決まってないのに相談して決めよう、決めてもらおうとすることです。

 

なんでもかんでも相談するリスク

これを続けていると判断力や決断力がどんどん鈍り、最終的には思考停止状態になってしまいます。

そりゃそうですよね。

自分一人で考える時間が極端に少ないわけですから。
そんなことを続けていれば自然と思考停止状態になってしまいます。

思考停止状態になってしまうのは非常にマズイ。

なぜなら、

思考停止=それ以上は成長しない

ということだからです。

そんな状態になってしまっては、それから先の人生にとってマイナスしかありません。

ちなみに僕はこのパターンに10代~20代前半まで陥っていました(笑)

 

師匠・先生的なメンターにずっと付いていっている人

会社によっては新入社員に先輩や上司をメンターとした形で付ける場合もありますが、

これは強制的に関係を組むこともあって、あまり深い関係にならないので問題なし。

むしろ問題なのは自分でメンターを見つけたパターンですね。

プライベートでたまたま出会ったとか、その人の講習会に行って深く感銘を受けたなどで、

それから何か悩みがあるとその人に相談する、または講習会に毎回通うようになるなどですね。

 

メンターに頼るリスク

別にメンターを持つことが悪いことではありません。

助言者・指導者と言われるぐらいですから、特に知らない分野では最初はそういった人に付いた方が効率がいいですし。

それがキッカケで一気に成長する人もいますしね(逆にメンターがいなくても結果を出している人はたくさんいるので必ずしも必要というわけでもありません)

問題なのはメンターに頼る期間が長くなってしまうこと。

メンターとは人生の師匠や先生みたいなもの。

そして、そんな上下関係を続けていると、いつまで経ってもその人はその師匠や先生の影響を受けてしまいます。

簡単に言えば、

弟子のままだと師匠を超えることはできない

状態になってしまうわけです。

芸人がいい例ですね。

師匠を超える弟子がほとんど出てこなかったため、今では師弟制度自体がほとんどなくなってしまいましたし。

別に関係を切る必要はありませんが、少なくとも何でも相談したり毎回講習会に参加するのはせいぜい3年ぐらいまででしょう。

ちなみに僕は30歳~30代中盤までこの状態だったので完全に3年をオーバーしてしまいました(笑)

 

最終的には誰もが自分がメンターを目指さないといけない

実際に誰かのメンターになる必要はありませんが、必要なことは自分一人で判断して決断できる。

場合によっては他の人のメンターにもなれる存在になる。

これが本当の意味での独り立ち、または大人になるということなのかなと思います。

 

結論

人に頼っているようではいつまで経っても成長しない。
心細くても自分一人で決めていくことが本当の意味での大人になるということ。

以上、『あなたも陥っているかもしれないメンター(助言者)依存症』でした。