高齢者の運転免許返納を促進させたいなら締め付けより特典強化が吉
年齢によって免許強制回収なんていうのもあるけどその前にやることがあるでしょうと思うスヤマタクジです。
今回は高齢者の運転免許返納に関する意見について。
- 動画解説:高齢者の運転免許返納を促進させたいなら締め付けより特典(約5分半)
- 事故件数は10代・20代の方が多いけど、高齢者の問題は責任に問えないところ
- 厳しくするだけでは反発が生まれる
- 返納したら特典がもらえるのはいいと思う
- 本気で高齢者に免許返納して欲しいならこれぐらいはやって欲しい
- 特典を強化したら田舎の雇用も増えるよ
- 最終的には自動運転車
- 結論
動画解説:高齢者の運転免許返納を促進させたいなら締め付けより特典(約5分半)
事故件数は10代・20代の方が多いけど、高齢者の問題は責任に問えないところ
最近ニュースでよく取り上げれている高齢者の自動車事故。
その影響で高齢者の事故件数が異常に多い!と勘違いしている人も多いと思いますが、
実は
事故件数が一番多いのは10代後半・次に20代前半、その次に20代後半と高齢者が続く形
になっています。
高齢者よりも圧倒的に人口が少ない10代後半が事故件数が飛び抜けて高いというのもこれはこれで問題と思いますが(事故率が異常に高い)
高齢者の場合、認知症だったりすると自己責任が問えないという点が10代や20代との大きな違いですね。
厳しくするだけでは反発が生まれる
高齢者の事故を減らすために政府が力を入れているのが認知症の検査。
この検査を厳しくすることで、認知症の疑いがある人の免許を強制的に停止・取り消しをするという試み。
が、これは検査する医者の負担が大きい&認知症と診断されると暴れる高齢者も出てくるなど問題続出。
そりゃそうですよね。
車がなくなると生活が困る人も多いのですから。
そういった人にとっては免許を取り上げられるのは死活問題。
ただでさえ人手不足で忙しい病院もこんなことを積極的にやりたいと思うところも少ないでしょうし。
返納したら特典がもらえるのはいいと思う
締め付けとは別に、政府や地域が高齢者の運転免許返納を促進させるためにやっているのが返納した人に特典をあげること。
これは各都道府県で特典が違うのですが、主なものは以下の通り。
- バス、タクシー、電車の割引
- 温泉入浴宿泊料割引
- 信用金庫の金利優遇
- 商業施設などのサービス割引
って、
免許返納に対する特典がイマイチでしょう!
そもそも免許を返納したくない高齢者の一番の理由は移動や仕事で困るから。
だったら、移動面に関する特典に特に力を入れないと(全然関係ない割引も多いし)
本気で高齢者に免許返納して欲しいならこれぐらいはやって欲しい
- バス、タクシー、電車はタダ
- 運転代行料金タダ
色々とごちゃごちゃ付けんとこれだけでいいでしょ。
また、割引じゃなく無料にするというのが大事。
車に乗るより免許を返納した方がお得と思わせないと。
じゃないと、なかなか自分から返納しようと思いませんって。
また、バスやタクシーの料金だけでなく、運転代行料金も無料にするというのがポイント。
農業など、仕事で車を使っている人はバスやタクシーだけでは対応できませんから。
特典を強化したら田舎の雇用も増えるよ
とはいえ、
都会はともかく田舎じゃ運転代行の人員が足りないだろっ!
とツッコミが入るかもしれませんが、だったらそのために人員を増やせばいいじゃないですか。
政府主導の地方創生で、または都道府県主導の地域おこし協力隊でそういった人材を募集すればいいわけですから。
そうすれば、田舎で働きたい現役世代と車がないと困る高齢者世代のどちらの悩みを解決するwin-winの関係が出来上がります。
最終的には自動運転車
とはいえ、最終的にはやっぱり自動運転車でしょうね。
自動運転車になれば、都会や地方などの問題もなくなりますし、
高齢者以外の車事故もグッと減らすことができます。
とはいえ、完成にはもう少しかかりそうなので、その繋ぎとして高齢者の運転免許返納の特典強化をすぐにでも行って欲しいですね。
結論
高齢者の免許返納を促進したいなら締め付け強化より特典強化。
そして、最終的には自動運転車。
以上、『高齢者の運転免許返納を促進させたらこれぐらいの特典は付けてよ』でした。