AI・ロボットにより今の多くの仕事がなくなる。未来に生き残るための戦略
この本『人工知能は人間を超えるか』でAIやロボットの可能性の大きさを知ったスヤマタクジです。
今回はそんなAI・ロボットによってなくなる仕事とその対策に関するお話について。
- 動画解説:AI・ロボットにより今の多くの仕事がなくなる。そんな未来で生き残るための戦略(約7分半)
- 2013年にオックスフォード大学が発表
- AI・ロボットにより近い将来なくなる職業
- 未来にも残る可能性が高い職業
- 新たに増える仕事もあるけれど・・・。
- 未来に生き残るための戦略
- 結論
動画解説:AI・ロボットにより今の多くの仕事がなくなる。そんな未来で生き残るための戦略(約7分半)
2013年にオックスフォード大学が発表
ロボット・人工知能(AI)・機械の高度化により、人間の仕事が機械に置き換えられる。
なかでも、2013年にオックスフォード大学が発表した推計がもっとも有名ですね。
この推計では日本の仕事の49%(国によって若干数字が違う)がロボットや人工知能に代替えされる。
そのため、人間が機械に仕事が奪われる!人間の仕事がなくなる!といった意見なども出てきたほど。
これから先、AIやロボットによって奪われる仕事が増えてくることは止められません。
とは言っても、
AI・ロボットはすでに登場しているけど、人間の仕事が奪われるほどではないよ。
と思っているあなた!時代は変わりました。
というのも、2012年にディープラーニング(深層学習)の実験に本格的に成功したから。
このディープラーニングによりAIの学習スピードが格段に進化、近い将来AIが人間の知能を上回ると言われています。
AI・ロボットにより近い将来なくなる職業
単純作業は間違いなくなる仕事ですね。
すでに工場などでは人間で行っていた単純作業を機械に置き換えられていますからね。
さらに、AI・ロボットの進化により、今まで以上に機械に置き換えているところも増えてきました。
また、自動運転車が出てくることもほぼ決まり。
タクシー運転手などの運転系の仕事がなくなっていくのも止められないでしょう。
他にも以下のような仕事も。
銀行の窓口担当者、不動産登記代行、保険代理店、証券会社の一般事務、税務申告書代行者など、金融・財務・税務系の仕事は影響が大きそうだ。
また、スポーツの審判や荷物の受発注業務、工場機械のオペレーターなどの「手続き化しやすい」職業もなくなる確率が高いとされている。
自分の仕事は単純作業じゃないし、運転系の仕事でもないから大丈夫!と油断してはいけません。
それ以外でも手続き化しやすい職業は奪われる可能性大です。
未来にも残る可能性が高い職業
なくなる確率が低いほうのリストを見ると、医師や歯科医、リハビリ専門職、ソーシャルワーカー、カウンセラーなどの職業が入っている。
対人コミュニケーションが必要な職業は、当面は機械で置き換えるのが難しいのだろう。
未来も残る可能性の高い職業は、クリエイティブな仕事と対人コミュニケーションが重要な職業。
AI・ロボットが発展していっても、こういった部分はなかなか人間のようにこなせるようにはならないからです。
また、人の顔を見て話す方が安心の仕事も残る可能性が高い。
ただし、これはあくまで短期~中期的な話。
長期的にみれば、AI・ロボットが多くのクリエイティブな仕事もカバーしてくれるレベルに達することもあり得るから。
とはいえ、そのレベルになったら多くの人間が働く必要はなく(好きな人だけ働く)、ベーシックインカムなどで生活していそうです。
新たに増える仕事もあるけれど・・・。
AI・ロボットに仕事を奪われても、それによって新たな仕事が増えるから安心!
という意見もありますが、一概にそうとも言い切れません。
AIも同じで、現在の人の仕事がAIに代替されたとしても、同時にAIを「管理する」ことに絡む仕事が増えるから、「全体では」仕事は減らないという議論になる。けれど代替された人がその「管理する」仕事につけるかというと、実際は難しかったりする。
— とくさん (@nori76)2016年11月10日
たまたま見つけたツイートに、それに対する明確な答えが書かれていました。
これはある。
— スヤマタクジ (@dream1004taku) 2016年11月11日
実際に作業するのと管理するのとでは全然仕事内容が違う。
AI移行したときにどうしてもその流れに乗れない人も出てくる。
この層をどうするか。https://t.co/jHm8tPVrlq
例えば、工場の作業をAI・ロボットが代替えするとして、今まで現場で働いていた作業員にそのAIを管理することができるのか?
全く違う仕事ですから、全ての人にそのスキルがあるわけではありません。
となれば、その人達は新たにそのスキルを身に付けるか、最悪の場合は失業となるわけです。
未来に生き残るための戦略
未来に生き残るための戦略とは、AI・ロボットに仕事を奪われないようにするのではなく、奪われてなくなったとしてもすぐに対応できるようにしておくことです。
上でなくなる可能性が高い・残る可能性が高いといった職業もあくまで確率的にですから。
どの仕事にしろ、あなたが生きているうちに100%そうなるとは言い切れません。
であれば、なくなることを想定して備えておくのが一番。
自分の仕事がAI・ロボットに代替えされるとして、その時に新たに生まれる仕事は何か?
その時に必要なスキルを今のうちに身に付けておくか、もしくは全然違う自分が興味がある分野のスキルを身に付けるのもアリ。
今の仕事をやりつつ次も考えて行動しておくことです。
結論
AI・ロボットにより代替えされる仕事は確実にたくさん出てくる。
自分がそうなっていいように備えは必ずしておく。
以上、『AI・ロボットにより今の多くの仕事がなくなる。未来に生き残るための戦略』でした。