スヤマタクジの社会ブログ

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学歴社会は弱者へのいじめや差別と同じ

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学歴社会は不平等だなと感じるスヤマタクジです。
今回はそんな学歴社会の問題点とおかしなところのお話について。

動画解説:問題がある学歴社会は弱者へのいじめや差別と同じ(約8分)

学歴社会の問題点とおかしなところ

まずは学歴社会の問題点とおかしなところを並べていきます。

学歴で収入が決まるのはおかしくない

日本人の9割近くが会社員になる。

で、会社員の収入はほぼ入った会社に左右され、

給料が良い会社に入るには高学歴が必要。

つまり、子供の頃の学歴がそのまま大人になった時の将来に直結するということ。

これっておかしくありません?

長い人生においての最初の20年前後、さらに子供の頃は親によっても環境が左右されるのですから。

 

学歴で受けられる会社に制限がかかるのはおかしくない

さらに学歴によって受けられる会社にも制限がかかるという点。

もちろん、応募するだけなら誰にでも出来ますが、実際は最初の書類審査で大企業などは高学歴じゃないと弾かれますからね。

環境が整っていても真面目に勉強をしなかった人はともかく、

貧困層など勉強がしたくても家庭の事情で出来なかった人にもチャンスすら与えられないわけですから。

 

お金がない人を助ける奨学金制度がおかしくない

お金がなくても奨学金制度を利用すれば大学には行けるだろ

だから、そんなのは関係なく平等だという意見もありますが、

そんなわけないだろっ!

と僕は言いたい。

奨学金を利用しても大学の授業料や生活費を全てカバーしてくれるわけではありませんし、

だいたいの奨学金は返済しないといけませんからね。

親にお金を出してもらって大学に通っている人とは状況が全く違うのですよ。

そもそも、家庭によってはお金に困っているからすぐに働いてくれ、または借金を作ってまで大学に行く必要がないと反対する親もいるでしょうし。

お金がない人を助ける奨学金制度なら全額カバー&返済不要にするべき。

国の財源がないと言うなら、日本は若者の10倍以上お年寄りにお金を使っていますし。

その財源を少し回すだけで解決します。

 

学歴社会肯定派の意見に物申す

ここからは学歴社会肯定派がよく言う意見に対して物申していきたいと思います。

勉強は誰にでも出来るのだから平等

勉強は誰にでも出来るけど、良い成績を残してレベルが高い学校に行くには家庭環境が良い(お金がある)方が圧倒的に有利。

完全に条件が同じというのは無理だとしても、

塾に通ったり家庭教師を雇って勉強している人とそういったことが一切できない人は平等とは程遠いレベルの環境に差があります。

さらに貧困層だと学生の頃からアルバイトをして家にお金を入れている人もいるわけですから。

勉強ができる時間面でも平等ではありません。

 

学歴が良い人の方が優秀な人が多い

一部の天才を除き、人間の才能の差にたいして開きなんてなし。

>>才能の差は誤差の範囲の記事を見る

つまり、学生時代の成績は一部の天才を除き環境の差が出ているだけです。

高学歴の多くは単純に生まれた環境が良かっただけ

運良く早く磨かれただけで別に優秀なわけではありません。

むしろ伸びしろという面では、まだ磨いてない人の方が大きいはず。

その違いで将来の人生を大きく左右する今の学歴社会は問題でしょう。

そりゃ、貧困だって親から子に連鎖しやすいわけです。

 

会社員じゃなくても学歴が関係ないフリーランスになればいい

僕もフリーランスをやって、低学歴ですが学歴以上の収入を得ているので、

低学歴の人ほどフリーランスにチャレンジするべきだと思います。

>>一度は検討して欲しいフリーランスという道を見る

低学歴の人が会社員を選ぶと貧困、またはそれに近い貧乏になりやすい。

そして、貧困は親から子供に連鎖しやすいという問題もありますから。

>>学校では教えてくれない貧困に陥らないための方法を見る

が、

日本の学校や社会ではフリーランスについてほとんど教えてくれない!

これが大きな問題でしょう。

教えてくれないのにどうやってフリーランスになれというのか。

中卒で働く人がいるのであれば、少なくとも中学までにフリーランスという道がある、

そしてフリーランスは学歴に左右されづらい、逆に会社員は学歴社会ということぐらいは教えるべきでしょう。

 

今の学歴社会は弱者へのいじめや差別と同じ

今の学歴社会に文句があるのなら、学歴がない人が団結して声をあげればいい

前にテレビでこんなことを言っているコメンテーターがいました。

はあーっ!?

と。

それっていじめられている人に対して、いじめっ子が文句があるならやり返せばいいと言っているのと同じですよね。

そういうことができないから弱者なのですから。

そもそも、アクションは起こす方が大変ですからね。

何もアクションを起こさないで学歴社会の恩恵を受けている人が言うセリフではないでしょう。

また、学歴がない・お金がない人は、そのやり方すら分からない、またはそんな暇すらないのですから。

 

結論

今の学歴社会は良い家庭環境(お金を持っている)の人の方が圧倒的に有利。せめて、お金やフリーランスについての教育や奨学金制度の見直しは必要。

以上、『学歴社会は弱者へのいじめや差別と同じ』でした。