スタバはコーヒーじゃなくて優越感で勝利した
カフェ・コーヒーチェーン店の中でもスターバックスがなぜあれほど人気なのか不思議に思っていたスヤマタクジです。
今回はそんなスタバの人気を考察を。
- 動画解説:スターバックスはコーヒーじゃなく優越感で勝利した(約7分半)
- なぜ数あるカフェの中でスタバが人気なのか?
- コーヒーがうまいから!・・・ではないと思う
- でも、おしゃれ感だけじゃ弱い!
- 決め手は優越感だった
- 人間の感情を揺さぶるビジネスはこれからさらに発展する
- 結論
動画解説:スターバックスはコーヒーじゃなく優越感で勝利した(約7分半)
なぜ数あるカフェの中でスタバが人気なのか?
まあー、スターバックスの人気ってすごいですよね~
カフェ・コーヒーチェーン店はどこも人が多いイメージがありますが、その中でもスタバは頭一つ抜けているのではないでしょうか。
東京に住んでいたときからそう感じていましたが、福岡に戻ってきてさらにその人気を実感しました。
というのも、福岡ではときどき店舗に入るのに並んでいる人がいるから。
コーヒーを飲むだけで並ぶんかいっ!?
とツッコミを入れたくなります。
ここでくると、なぜ数あるカフェ・コーヒーチェーン店の中でスターバックスがここまで人気なのか気になって仕方なくなりました。
コーヒーがうまいから!・・・ではないと思う
ということで、聞いてみましたスタバ好きに。
そこで返ってきた答えが、
他よりもコーヒーが美味しいから!
といったもの(あと、魅力的なメニューが多いというのもありました)
それを聞いてひねくれている僕は、
嘘くせぇ~
と思うわけです(笑)
だって、僕は特別スターバックスのコーヒーが美味しいと思わないもの。
それぞれが微妙に味が違うな~といった程度で。
単純にスタバで飲んでいるから美味しいと感じるだけじゃないの?と。
試しに他のカフェチェーン店のコーヒーを含めて同じ容器に入れて区別できるか実験してみたら無理でしたし(笑)
専門家でもなければだいたいみんなこんなもんでしょ。
なので、コーヒーの味やメニューの魅力に関してはスターバックスというおしゃれ感でカモフラージュされているだけだと思います。
でも、おしゃれ感だけじゃ弱い!
ということで、
スタバが勝利した理由はおしゃれ感だ!
と断言するにはちょっと弱いかなと思います。
というのも、他にもおしゃれなカフェ・コーヒー店はあるから。
そんな時に目に飛び込んできたのがスターバックスでPC作業をする人達。
いつもは、
集中して作業したいなら家か会社で作業すればいいじゃん
ぐらいにしか思ってませんでしたが、そういえばノマドワーカー(家や会社じゃなくカフェなどで作業する人)はスタバで作業している人が多いなと(ブログに書いていた)
その理由を調べてみると、
- 静かで集中できる
- 落ち着いた雰囲気でゆったりとできる
- Wi-Fiや電源の設備が充実している
などが出てきました。
はい、うそ!
というのも、上二つに関しては家、もしくはどうしても外で作業したいなら客が少ない純喫茶とかの方が静かだしゆっくりもできるでしょう。
また、Wi-Fiは今はカフェならどこもそこそこ充実しているし、電源に関しては今のノートPCなら電源がなくてもかなりの時間使えますしね。
決め手は優越感だった
カフェで仕事をする人の心理って結局のところは周りに見られたいということ。
誰にも見られたくないのなら僕みたいに家で作業すればいいですからね。
家なら静かでゆったりできるし、Wi-Fiや電源の心配をする必要はありません。
で、どうせ周りから見られるなら純喫茶のように人が少ないところじゃなく、より多くの人から見られるコーヒーチェーン店。
その中でも特におしゃれで優越感を感じさせてくれるスターバックスを選ぶ人が多いということでしょう。
スタバはインテリア・店構え・雰囲気など、おしゃれで高級感があり、そこにいるだけで優越感を感じやすい作りになっていますからね。
これはカフェでPC作業をしない人も同じ。
どうせお店に入るのならよりおしゃれ感・優越感を与えてくれるところを選びたいという心理が働いているわけです。
人間の感情を揺さぶるビジネスはこれからさらに発展する
スターバックスに限らず、これからこういった人間の感情に働きかけるビジネスこそが成功していくと思うのですよね。
というのも、これからの時代はAI・ロボットがどんどん人間の仕事を代替えしていくから。
>>AI・ロボットにより今の仕事はなくなっていくの記事を見る
ただ、AIとロボットだけだと人間の感情は動かしにくい。
そうなってくると、どうしてもAI・ロボットメインのお店は価格の安さで勝負するしかありません。
で、そんなAI・ロボットメインのビジネスモデルと違った形で勝負できるのがスタバみたいな人間の感情に働きかけるサービス。
高級ホテルを想像すると分かりやすいかなと思います。
高級ホテルの値段は高いですが、その代わりに人がキメ細かいサービスを行ってくれる。
だからこそ、高いお金を払ってでもそこに泊まろうとする人がいるのです。
どんなにキメ細かいサービスを行ってもこれが全部AIやロボットだけだったら高いお金まで出して泊まりという人はいないでしょう。
こういった感情の付加価値を生み出すのは人間の仕事。
それ以外の仕事をAI・ロボットにカバーしてもらえば、よりそういった部分に人材を集中できるようになります。
AI・ロボットの登場により既存の仕事は減りますが、その分、人間ならではの仕事が増え、また今ある人の力が必要な仕事に人材を集中できるというメリットもあります。
結論
スタバはコーヒーじゃなくお洒落感と優越感で成功したビジネスモデル。そして、AI・ロボットの登場によりそういったビジネスがもっと増える。
以上、『スタバはコーヒーじゃなくて優越感で勝利した』でした。