残業時間の上限規制で月80時間・100時間とかは異常!労働基準法で禁止されているのに
会社員時代から残業に疑問を持っていたスヤマタクジです。
今回はそんな残業に関するお話について。
- 動画解説:残業時間の上限規制 月80時間や100時間はおかしい(約5分)
- 政府が導入を目指す『残業時間の上限規制』がおかしい
- 本気で残業時間の上限規制をするなら0時間!
- 中小企業は適用外
- そもそも労働基準法で残業は認められていない
- 残業をなくすと仕事が回らないという意見について
- 結論
動画解説:残業時間の上限規制 月80時間や100時間はおかしい(約5分)
政府が導入を目指す『残業時間の上限規制』がおかしい
電通の過労死事件をキッカケに政府が導入を目指している『残業時間の上限規制』
ブラック企業やブラックな環境をなくし、過労死を防ぐという意味で残業に規制をかけることは僕も賛成です。
が、
その上限時間が月80時間や100時間って!?
あきらかにおかしいでしょ。
週休二日、月に20日働くとして残業100時間だったら1日5時間の残業はOKってことですからね。
9時出勤なら22時まで残業させていいって計算になりますから。
これが月80時間でも1日4時間、21時までの残業はOKとなります。
本気で残業時間の上限規制をするなら0時間!
本気でブラック企業やブラックな環境をなくし、過労死を防ぐというなら残業時間は0時間。
残業を完全禁止にするのが一番
でしょう。
それを月80時間とか100時間とかで残業時間の上限規制をしましたよって言われても。
いやいや、おかしいでしょ!と。
中小企業は適用外
しかも、これは中小企業には適用されなさそう。
人が少ない中小企業は柔軟に対応できるようにというのが理由ですが、人が少なく一人一人の負担が大きくなりやすい中小企業ほど法律で完全廃止にさせるべきでしょう。
中小こそ残業当たり前・残業代が支払われないサービス残業も当たり前という一番ブラックな環境になりやすい場所なんですから。
僕が勤めていた中小ブラック企業もサービス残業当たり前(1日平均5時間)・休日週1日(1日すらないときも多々)・低賃金でしたから。
それはおかしいというと、そういう人の方がおかしいという扱いをされていましたからね~(長くいる人は感覚がマヒしているようで)
だからこそ、残業完全禁止にしてそういった社員を守るべきでしょう。
そもそも労働基準法で残業は認められていない
ここがおかしいと思いません?
労働基準法では残業は認められてないのにそこに上限を設けるなんて。
労働基準法では1日8時間、週に40時間を超える労働は原則として認められていないのですから。
なのに、なぜ政府は残業は完全禁止しないどころか、月80時間・100時間とかいう訳の分からない時間設定にするのか。
残業をなくす気がなく、今回の残業時間の上限規制はたんなるポーズにしか見えません。
残業をなくすと仕事が回らないという意見について
残業を完全に禁止すると仕事が回らなくなるという人がたまにいますが、やってみると意外とそんなことはありません。
なぜなら、人間は知恵と工夫でここまで進化してきた生き物だから。
労働時間が短くなれば、その時間に収まるように生産性を上げればいいだけ。
そして、生産性を上げるために一番大事なことが短時間で終わらせるという縛りなのです。
逆に残業が当たり前と環境にいると、早く終わらせるという気持ちがそもそも起きませんよね。
早く終わらせたところで早く帰りづらいですし、さらに他の人の仕事を回されることもありますから。
それが嫌だからダラダラと時間を引き延ばして仕事をしている会社員はかなり多い。
つまり、
残業を完全禁止にすれば日本の会社員全体の生産性が上がる
逆に残業があるから生産性を下げているのです。
結論
月80時間(1日4時間)・月100時間(1日5時間)の残業容認は異常!
残業時間に上限を設けるなら完全禁止にするべき。
そうすると、日本の会社員全体の生産もアップする。
以上、『上限を設けて月残業80時間・100時間とかは異常!労働基準法で禁止されているのに』でした。
ではではまた。