給料が一人一人違う時点で会社のチーム論は破綻している
会社員経験も3年ほどあるスヤマタクジです。
今回はその時にずっと抱えていた不満についてまとめました。
- 動画解説:給料がそれぞれ違う時点で会社のチーム論は破綻している(約6分半)
- 会社員の給料が一人一人違うのっておかしくない?
- 会社がチームならますます給料は統一するべき
- チームの役割に優劣はない
- プロや外資系会社員のチームワークは日本とは違う
- 自分もベテランになったら給料が上がるから我慢しろは通用しない
- その常識は誰が決めた?
- 結論
動画解説:給料がそれぞれ違う時点で会社のチーム論は破綻している(約6分半)
会社員の給料が一人一人違うのっておかしくない?
これね。
なんで会社員って一人一人給料が違うのだろう?
と。
まだ実力主義の完全歩合制だったら分かるのですよ。
成果出しているからあの人は給料が高くて、成果を出してないからこの人は給料が低いって。
でも、日本の会社って長く働いている人の方が給料が高く、新人の方が給料が安い年功序列な部分がまだまだ強く残っています。
僕は当時から思っていたのですが、
たいして仕事してないベテランでも新人より給料が高いのはおかしくない?
と。
こんな風に先輩に言うと、
会社はチームなんだから当たり前だろう
と言い返されました。
でも、これっておかしくありません?
当時はそう思っていてもうまく言えなかったのですが、今ならちゃんと解説することができます。
会社がチームならますます給料は統一するべき
チームって、共通の目的や目標を共有し、そのために一緒に協力する集団のこと。
そして、その責任も成果もみんなで分け合うもの。
であれば、その成果である給料はみんな統一するべきだし、失敗したときは一人じゃなくてみんなで責任を負うべきでしょう。
上司が部下に責任を押し付けるなんてもってのほか!
こう言うと、
いやいや、一人一人のやっている仕事が違うんだから給料が違うのも当たり前
という意見もありますが、
なぜ一人一人のやっている仕事が違うと給料も違うのですか?
と僕は聞きたい。
チームの役割に優劣はない
チームで動いているのだから一人一人の役割が違うのは当たり前でしょう。
本来ならチームの仕事の役割に優劣はないはず。
なぜか日本だけでなく、全ての世界では頭を使うホワイトカラーの方が給料が高くて、実際に現場で働くブルーカラーの方が給料が安い。
でも、どんなに優秀な頭を使う人がいても、それを実行する現場の人がいないと仕事は成立しません。
やっている役割が違うだけなのに給料の差を付けられたら会社に忠誠心なんて芽生えません。
また、自由に仕事の役割を選べるとしたら給料が高い頭を使う仕事ばかりに人が集まりチームとして成立しないでしょう。
本当は頭を使う仕事がしたい人を無理やり現場に回すからさらに会社への忠誠心が低下するわけです。
こう言うと、
いやいや、プロ野球はエースや4番が年俸が高いけどそれでもチームとしてまとまっているだろう?
なんて言う人もいますが、
プロの世界は完全実力主義だからね!
プロと同じチームワークを求めるなら会社だって同じように完全歩合制にせんかいと。
プロの世界は働かないベテランなんてすぐにクビを切られますから。
プロや外資系会社員のチームワークは日本とは違う
あの人達は完全実力主義に加えて、もっと良い条件があれば他のチームに移籍します。
日本みたいに一つの会社にずっといるなんてことはありませんし。
そもそも成績が悪いとクビを切られますからね。
日本の会社員と比べるとチームワークももっとドライなものでしょう。
もしかしたら会社への忠誠心自体がそもそもないかもしれません。
会社はあくまで自分のキャリアを築くための場所といったぐらいの認識ではないでしょうか。
自分もベテランになったら給料が上がるから我慢しろは通用しない
それでも日本の会社は、
年功序列でそのうち給料が上がるから若いうちは我慢しろ
なんて言う意見もありますがこれも通用しませんね。
上が詰まり過ぎて年功序列はもはや崩壊していますし、時代が大きく動き出すこれからの時代は倒産する会社もどんどん増えます。
つまり、我慢したところで報われない確率は非常に高いということです。
その常識は誰が決めた?
ベテランは若手より給料が高い、目上の人は敬わないとかいけないといったことを常識として受け入れている人が多いですが、
そもそもその常識は誰が決めたこと?
こういった常識は自分で考えて決めたことではないはず。
親や社会、さらに詳しく言うなら学校教育の影響を強く受けています。
先生や先輩の関係性を思い出してもらうと分かりやすいと思います。
特に体育会系の部活をやっている人なら分かりやすいでしょう。
体育会の上下関係はかなり厳しいですからね。
あれらは上の人が下の人をまとめやすいように植え付けた力関係。
下の人にいちいち反抗されると面倒臭いので、上の人がラクするためにやっていること。
そもそも本当は年齢ではなく、その人自身を見てどう接するか決めるのが本当の人間関係でしょう。
会社員の年功序列も学校時代の上下関係と同じシステムですね。
結論
会社員のチーム論は上の人がラクをするためのシステム。
それに付き合うと若い人ほどこれからはどんどん損をする。
以上、『給料が一人一人違う時点で会社のチーム論は破綻している』でした。